身近な存在ではない工事

工事が行われている場所

送電線工事の特徴は、山間部で行われる面です。
ですから、普通の都市部で暮らしている人にあまり関係ないでしょう。
そのような電線の工事もあると、簡単に記憶しておいてください。
配電線は、電柱に支えられています。
ですから街中を見ると、たくさんの電柱を見つけられるでしょう。
しかし送電線は電柱では支えられず、大きな鉄塔で支えています。

送電線工事をする際は、作業員が鉄塔に上って作業を進めていきます。
送電線を通る電気は非常に強いので、鉄塔に近づかないでください。
鉄塔の周りは柵が設置されていますが、子供は気になって乗り越えてしまうことがあります。
子供と一緒に山に行く時は、鉄塔に近づかないことをよく言い聞かせましょう。

もし異変が見られた場合

非常に危険が伴う工事なので、作業できる業者が限られています。
柵の付近に危険を知らせる看板があり、そこに万が一の異変が起こった場合の連絡先が記載されています。
山間部を歩いていて、鉄塔に異変が見られた場合はすぐ連絡してください。
どこがどのような状態になっているのか、具体的に伝えることがコツです。
すると業者も状況をイメージできるので、必要な道具を持ち、人員を揃えてすぐ現場に来てくれると思います。

連絡したら、すみやかに鉄塔から離れましょう。
近くにいるともっと被害が大きくなった時に、事故に巻き込まれてしまうかもしれません。
身近な存在ではありませんが、家庭で電気を自由に使えるように送電線もあると覚えておきましょう。


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